平成27年度通常総会 第2部及び第3部

【第2部/講演会】
■基調講演Ⅰ.関口裕士氏(北海道新聞社)
・東日本大震災と福島原発に関わる事象について取材を継続している。
・富岡町にある桜並木の写真から、立ち入り禁止区域の状況を説明いただいた。
・「原発」「再生可能エネルギー」「自然エネルギー」をキーワードとした道新記事データベース調査(検索件数)では、震災後の一年は件数が急増し、その後、徐々に下がっていることがわかる。
・しかし今後、電力小売りの全面自由化や発送電分離などで関心が増し、多少件数は増えると予想される。

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・新聞記事に対しては様々な反応があり、反論意見も寄せられる。
そのことによって論調が変わることはなく、自由に取材を継続している。
・他社の報道等により、原発に対する理解を示す層が一定数いると推測される。
・原発は良くないと考えている。それは事故の際のリスクが大きすぎることと
核のゴミ問題です。

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・北海道では「省エネルギー・新エネルギー促進条例」があり、「脱原発」を明記し
ている条例は全国では類を見ない。
・小出裕章氏「原発のウソ」、大澤真幸氏「夢よりも深い覚醒へ」の一文をご紹介。
・関口氏の見解として、原発の稼働と再生可能エネルギーの拡大とは分けて考えていく事ではないか、と最後に締めくくられていた。

 

■基調講演Ⅱ.菅井貴子氏(気象予報士)
・北海道は四季がはっきりしている素晴らしい地域。
・ここ数年、天気予報の時に「異常」という言葉を聞く機会が多くなったが、あまり”異常”と言っていると本当の”異常”を見逃すことになりかねないので、あまり好きな言葉ではなかった。しかし「異常」という言葉を使わざるを得ない状況が増えている。「観測史上初」と気象の話題を紹介することが増えた。
・「異常気象レポート」では大気中のCO2(二酸化炭素)濃度が400ppmになっている。

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・地球温暖化の影響として考えられることは、気温のムラが大きくなってきたこと。
この大きな気温差のムラが原因で低気圧が大きく発達し気候に影響を及ぼす。
・さらに温暖化による北極の氷解(特にヨーロッパ側)のため北極海の寒気団がアジア側に流れ、寒冷化させる原因になっている。この寒気団が低気圧を巨大化させ、北海道のここ数年の爆弾低気圧の原因にもなっている。(温暖化により起こる寒冷化)
・北海道の最低気温と最高気温の記録を当てるクイズを出していただく。
(一般に最高・最低気温は、気象庁に記録されているもので公表されるが、
気象庁に記録はないが、地方の気象台で観測した最低・最高気温もある。)
・観測統計を見ると最高気温の変化はあまり大きくないが、最低気温の変化は
右肩上がりに高くなる傾向が顕著に見て取れる。(これが温暖化の現象。)

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・温暖化防止対策の一つとして省エネルギー、自然エネルギーの実践事例に感心し
た。一例として、音更町で実践している温泉熱と雪氷冷熱エネルギーを活用した「マンゴーづくり事例」を紹介いただいた。またヒートポンプの仕組みを紹介いただ
き、北海道にも向いている取り組みであることをお話いただいた。
・「天気は地球の言葉」と菅井さんならではのメッセージをいただいた。

*ご講演をいただきました関口 裕士様、菅井貴子様のお話は、日頃のお仕事を通じた取材、調査の裏付けと現場の実感を伴って、大変分かりやすく興味深いお話でした。会場の皆さんが熱心に聞き入っていました。
この場をお借りして、お忙しい中ご協力くださいました関口様、菅井様に深く感謝申し上げます。
<参加者交流>
■NPO省エネ工房  くろだとしひこ氏
「環境のためのライター講座」について紹介いただく。

■NPO法人北海道新エネルギー普及促進協会 山形定氏
同団体発行の「NEPA」を紹介いただく。
団体活動では木質バイオマス、太陽光発電、雪氷エネルギー等に関する実践講座を
開催している。

■北海道再生可能エネルギー振興機構 田原 沙弥香氏
北海道内自治体や企業が参画し、再生可能エネルギー普及に
努めている。セミナー、交流会等を実践している。

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■秋田 隆志氏
GEP入会にあたり、・再生可能エネルギー導入によって地域が活性化するのか
・再生可能エネルギーは環境にやさしいのか等の疑問について、会員同士の交流を
通じて答えを見つけていきたい。

■時間の許す限りで、参加者の方の自己紹介タイムを設け、
お名前と取り組んでいることをお話いただいた。
【第3部】交流会エルプラザ地下「山わさび」で歓談しました。